消費者の健康意識の高まりにともない、栄養成分の表示や残留放射線に対する理解や関心は非常に高まっています。正確な栄養成分の表示や、品質に関する提供データの信頼性は重要です。
分析項目
物性値分析
- pH(ガラス電極法)
- Brix(手持ち屈折計、アッベ屈折計)
- 着色度(分光度計)
- 粘度(コーンプレート型粘度計)
基礎成分分析
- 酸度(容量分析法)
- 水分(乾燥法)
- 脂質(ソックスレー抽出)
- 食物繊維(酵素重量法)
- タンパク質(ケルダール法)
放射能測定
原発事故以降、安全な原料・製品を提供するための検査として特に必要とされています。
- 食品放射線スクリーニング法(厚生労働省)にしたがって、食品中に含まれる人の健康に悪影響を与える放射性物質の測定を行います。
- 固体、液体サンプル共に分析可能であり、15分程で放射線測定を行うことが可能 (ヨウ素131、セシウム137、セシウム134、カリウム40)
保有機器
- 放射線測定装置
- 滴定装置
- 粘度計(コーンプレート型)
- ホモジナイザー
- pHメーター
- 赤外線水分計
【衛生検査】
食品の製造・加工、販売に携わる企業には安心で安全な製品を提供する事が求められます。食品衛生法に従った確かな微生物検査で品質の保証が必要になります。
検査項目
- 食品微生物検査
- 衛生指標菌の検出、測定【検査期間2~7日間】
(一般生菌、大腸菌群、大腸菌、カビ、酵母など) - 食中毒菌の検出、測定
(黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌など)
- 衛生指標菌の検出、測定【検査期間2~7日間】
- 分離菌(細菌、カビ、酵母)の同定
- 生物学的性状試験
- 温度、pH、栄養、水分活性、経時テスト
- 水分活性測定
- 食品環境検査
- 表面付着菌の検出、測定
(拭き取り法、スタンプ法) - 空中浮遊菌の検出、測定(落下菌法)
- 表面付着菌の検出、測定
- リアルタイムPCRでの遺伝子解析
- 当日中に検査結果が得られる【最短3時間】
- 多種微生物の同時検査
- 病原因子の検出や近縁種の判別が可能
保有機器
- 卓上型振とう恒温水槽
- インキュベーター
- クリーンベンチ
- オートクレーブ
- 位相差顕微鏡
- リアルタイムPCR